北京 気功の現場を訪ねる

北載河 気功療養院

気功療法実践 劉貴珍著 河北人民出版社 1957年

気功療法はお金がかからずだれでもでき、病気を治し体が健康になり、長生きできる方法である。

姿勢をただし、正確な呼吸法を行うこと。

呼吸訓練を主とする。

気とは呼吸という意味、功は呼吸を調整し、と姿勢を練習することである。

内養功、 強壮功、保健功の3種を実践応用した。


劉貴珍と気功療法     内養功の詳しい紹介はこちら

北載河気功療養院は50年代劉貴珍によって内養功がとりいれられ、気功という名前が世に出るきっかけになったことは有名です。現在も内養功の授業を行っている。

北載河までの道のり

北京から約2時間、夏の時期には北京駅から毎日臨時列車が出ている。時速150キロを出す、最新型の電車は70元と安くはないが、快適そのものです。海水浴に行く人々で車内は満員。


北載河の駅からバスで海岸へ向かう。7キロに及ぶ海岸線は中国一の海水浴場として有名。海の幸のレストランや保養所が並んでいる。近くには山海関があり、万里の長城が海に張り出している。

      

 22番のバスで区招まで行き、21番に乗り換える。月季園で下車。気功療養院は共産党幹部の保養所としての歴史がある。門を入ると1号館から10号館まで広大な敷地に広がっている。裏門を抜けるとすぐ海岸です。

院内案内図

朝5時ごろから太極拳の練習がはじまる。

内養功を教えている先生が8号館で待っていた。さっそく館内を案内してもらうと、100人規模の教室をはじめ、施設は整っている。昨年は日本からも多数来たそうですが、今年はサーズの影響もあって一人しか来ていないという。こちらに来てもらえば、内養功と動功2種、を教えることができるという。費用も安いし、期間も自由にできる。朝は太極拳、太極剣の練習もできます。

 

6号館は「中国気功」雑誌社の編集部がある。99年7月に法輪功の事件があった後、「中国気功」は続いていたが、2002年度から「養生」に名称を変更、内容も気功からははなれてしまった。

 

宿泊は1泊240元からとなっている。一部屋の値段なので一人ではもったいない、今回は駅付近の旅館にすることにした。 20元で泊まれた。始発のバスで気功療養所に戻る。