中国推拿を活かすために

 

中国上海  虹口区中心医院で臨床実習

1992年、私は上海へ留学し、中国医学と推拿治療を学びました。
坐骨神経痛の治療と気功の勉強のために行ったのですが縁あって推拿と出会いました。
上海では気功治療では推拿を併用します。もちろん、推拿だけの治療もすばらしいものです。

虹口区はかつては日本の租界でした。病院の窓から町を見渡すとタイムスリップしたような古い町並みが見えました。毎日白衣を来て病院に通いながら、患者さんたちの姿に接していると、自分が神経痛で苦しんできたことも忘れて一生懸命治療をしてる自分に気がつくのです。上海での生活は一生忘れられないすばらしい思い出になりました。

私の先生は上海気功研究所の董(ドン)妙成先生。7歳の時から気功を練習したという国家認定の気功師です。

現在は上海市南昌路にある上海中医薬大学付属気功研究所医療問診部貴賓室で、内外の患者の治療にあたっています。

気功推拿の第一人者です。

努力のかいあって、成績優秀で所定のコースを終了し、日本に帰国、気功教室を開設しました。渡航前に、ミツバチの針治療をしている先輩から、中国で学ぶものはないと言われました。にもかかわらず、私はなぜあえて上海へ留学したのでしょうか。
東洋医学を本場で学んでみたいという情熱と、自身が坐骨神経痛で苦しんでいたためでした。上海での暮らしは決して楽ではなく、医学の勉強もさることながら生活そのものが修行で、それまでの人生の中でもっとも充実したものでした。
生涯通しての同士もさずかり、以後14回の訪中のたびに感激あるのみでした。
気功はしかし、特別でミステリアスなものではなく、むしろ日常の中で活かす生活の知恵だったのです。坐骨神経痛が縁で、様々な出会いをえることができ、気功を生活にいかすことによって健康と幸せな人生を得ることができました。今では自分に起こったすべてのことに対して感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

近況

北京でまた違った気功に出会い、ヒーリングタッチにたどりつきました。ヒーリングタッチの効果はすばらしいの一言です。

推拿の講座を開設してみて、みなさんの意見を聞きながら思ったんですが、推拿のなかのこん法は、日本ではまだ非常に少ないのですが、やってみるととても気持ちがいいのです。

ビートたけしの監督した映画で「座頭市」というのがあります。2003年度の作品ですが、映画祭で監督賞をとったり、なかなかの出来だそうです。私は最近になってこの映画を見て気にいったんですが、座頭市は按摩師ですし、名前も市ということで、親しみがわくのですが、それよりも、映画全体に流れているリズムですね。

推拿もこん法にしろ揉法にしろ、手首を動かすリズムが活きているんです。掌に音の出るものを持ってこん法を行い、拍法でリズムをとれば、あの、映画の中の農民の織り成すリズムと同様、すばらしい響きとなるんです。

踊るように腰からエネルギーを手に伝え、リズムをきざむ。

そういうシーンもあればよかったんではと、思いました。

推拿リラクゼーションの店でもそういう技がひろうできれば、すばらしいと思います。

 

当会の授業の特徴

上海、北京のエッセンスを集中的に学べます。

3週間の集中講義で脳を活性化させます。手指を長時間鍛えながら、同時に思考力、暗記力、イメージの力を高めます。

徹底したマンツーマンの授業で、潜在能力をひきだします。練習台になってくれる人が複数いますので、実際仕事で施術していると同様の訓練ができます。

3週間の授業を終わったあとは、無料で後輩と一緒に、熟練するまで練習に参加できます。

    推拿のホームページ  ヒーリングタッチのホームページ